アレルギー疾患は、難治性の病気です。
それはこのサイトをごらんの方なら体験的に知っているだろうし、それを治したいが為に遠くてもきちんと私のクリニックに来院する。
私は、与えられた厳しい条件のもと持てるすべての力を出して最善を尽くします。ただ完璧はないと思うのです。私がいくら頑張っても神様ではないのですべての方を完全に完治まで持っていくのは不可能だと思います。
治療が進むにつれて、治っているという兆候を徐々に見れるだろうしそうなってくれば、治っていると言う意識の元で来院できると思うのです。私としても治っていると感じるから治療の継続を行います。もし治療するにあたって治っていないと感じたり、治すのに私の技量では困難を極めると判断した場合私のほうから治療を降ります。
治せるような振りをせずきちんと正面から取り組む姿勢も大切だと考えます。また反対に患者さんのほうから、治療を真面目に継続しているのに治っていないと感じるなら、遠慮なく言って頂きたい。
私は、患者さんが治る為に頑張るし、力が足らないのなら、他の治療法を考えたほうがいいと考えます。
大切なのは、私の面子ではなく、実際に患者さんが、治っていると実感できて、満足しながらクリニックに来て頂く事です。
私が危惧するのは、不満をを持ちつつクリニックに来院するのは意味がないし、治そうと言う気持ちが強ければ強いほど、治療が思うように進まねば、治そうと言う気持ちが、憎悪に変わります。
そうなる前に、お互いにスタンスを置いてしっかり治療自体を見直してみる機会を設けるのも大切です。
私は、患者さんを治そうと言う強い信念の元治療しているし、また患者さんとて同じ気持ちでしょう。
お互いがお互いの気持ちを理解しながら、また治療に対して納得しながら来院できればこれほどのことはないです。
患者さんと私とは、テニスのダブルスです。お互いがお互いの気持ちを理解しながら戦う。試合中うまくいかないからといって、お互いをけなしあっていても勝利はやってこない。
アトピーと戦うにあたり、患者さんと医師がいい関係を保たねばうまくいくはずがない。私たちは、難治性疾患と戦っている。うまくいくときもあればうまくいかないときもある。
私の治療法がうまくいかないとき、お互いが意見を交換して最善の治療法を再孝してみるのも大切だと考えます。