私は、幼い時から子供が大好きで、見つけては話しかけ、まだ体が小さいにもかかわらず、赤ちゃんを抱っこしたくて、いつもしていたのを思い出したりします。中学、高校時代も相変わらず子供好きで、一緒に遊んでは、「子供はめちゃくちゃ可愛いなぁ」と思う日々でした。
大学生になり医学部に入ってから小児科を目指しても良いかなぁと思う反面、子供が好きなのに、子供の嫌な事、注射をする小児科は、心に、「子供に嫌がる事をしたくない」という思いがこみ上げ、結局小児科にはなりませんでした。医師になり、自分の行っているアトピー性皮膚炎の治療行為の中で、
・どれぐらいアレルギーがあるのか
・どれぐらいアトピー性皮膚炎が悪いのかを知る指標(IgE,TARC)
・子供達の安全性を確立するために肝機能障害が出ていないか
これらを調べるには採血が必須であり、また、子供達に安全な治療を受けて頂くため、肝機能障害の有無を調べる際には、採血以外の方法で知る術も無く、「いかに痛みのない採血するか」を考えるようになりました。
どうすれば痛みを感じない採血が出来るのかを自分の腕で何度も何度も練習し、今では生まれて初めて採血するお子さんでも泣くことなく採血出来るようになりました。
痛みのない採血は『採血Tube』をご覧頂ければ、実際どのように採血するのか、また、本当に痛く無いのかをご覧いただけます。
また、子供の治療に携わると心配事が多いと思います。ましてや初めて行う漢方煎じ薬でのアトピー性皮膚炎の治療。不安もあるかと思いますし、クリニックでは質問が思いつかなくても、帰ってからふと、「診察の時、聞いとけばよかった」と思うこともあるでしょう。私はそんな患者さんのためにメールを活用しています。ほぼ24時間張り付いてメールを見ていますので、分からないこと、聞きたい事ありましたら遠慮なくメール送ってください。
また、状況の管理、つまり病変の写真を送ってくれれば毎回添削して返すようにしています。そうすることで患者さん側も安心するだろうし、私も重症の患者さんを管理する上で非常に有効でお互いの信頼関係を築くのに良いと考えています。
どんな時間に送られようが、どんな細かい質問であろうが喜んで答えているので、どしどしメールを送ってください。子供達のアトピー性皮膚炎が完全に治るまできちんと診察いたします。言いづらい事もメールなら言えるはず、治らないならば治らないとメールで遠慮なく言ってください。治るか治らないか白黒つけるクリニックで患者さんに寄り添って治療したいです。だからメールを活用しています。治るその日まで寄り添い治療します。
漢方治療によるアトピー性皮膚炎の症状改善の様子はyoutubeチャンネル「トアロードクリニック」でご覧いただけます。
院長 陳 徳雄
1991年 | 川崎医科大学卒業 川崎医科大学付属病院放射線科勤務 |
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1993年 | アメリカ ハワイ州 Oriental Medicai institute Of Hawaii に留学。 漢方、中国鍼灸を学ぶ。 |
1996年 | Oriental Medical Institute Of Hawaii 卒業 |
1997年 | 兵庫医科大学付属病院第5内科勤務 |
1998年 | 陳クリニック開業 |
2015年 | トアロードクリニック開業 |
現在に至る |
一般漢方内科で始めたクリニックでしたが、開業2ヶ月目から西宮市の1次救急を手伝わせていただき、その中で瀧川先生(クリニックの漢方薬を調剤していただいている薬局の先生)と面識ができ、それがきっかけでアトピーの漢方煎じ薬による治療を本格的に開始することになりました。
漢方を処方していくにあたり瀧川先生と綿密な打ち合わせを何回も行いました。効果の高い漢方生薬を厳選することは、直接的に治療成績に反映するからです。処方上同じ漢方薬でも品質の高いものは、明らかに違います。品種、産地、収穫時期、などこだわりを持って生薬を厳選いたしました。
同じ処方箋の漢方でも効果は歴然に違います。効果の高いものを使用することによって、治療成績を上げて満足していただけるようにしました。
救急は、私にとって大変な仕事でありました。
5年間させていただきましたが、5回瀕死にかかわる患者さんをあの世からこの世に引き戻しましたが、私の命も短くなりました。
感染性胃腸炎で来院した2歳女児の原因不明の突然の心肺停止。
8歳男児熱性痙攣疑いで来院処置中に非典型的痙攣中に起こった舌根沈下による呼吸停止。
1ヶ月女児熱性痙攣疑いで来院中、非典型的痙攣を示したので精査しその結果、脳出血であることが判明した例。
自宅にある何かわからない薬を飲んでから意識不明下でのアナフィラキシーショック後での来院。
過換気症候群で来院中、処置中に起こった原因不明のショックによる意識消失および血圧低下。
どれもが施設の整っていないクリニック内で突然予期もせぬ状態で起こりましたので、私、クリニックのスタッフは全力を尽くしてがんばりましたが、その結果私どもの寿命は短くなりました。
5年目を迎えたころでしょうか。インターネットを通じて多くのアレルギー疾患の方に来院していただけるようになりましたと同時に救急疾患を扱うことで、クリニックで慢性疾患と急性疾患の患者さんが混在することとなり、また予約制を採用していませんでしたので、診療体制としては必然性にかられて無理をしながら診療を継続していましたので来院されている患者さんに待ち時間を強いる事となってしまいました。
2年前の冬、インフルエンザが大流行をしました。インフルエンザキットも数少なく本当に必要例を厳選して使わないと足りなくなる年がありました。
とある親子が来院しほぼ平熱の息子に「インフルエンザの可能性があるからキットで調べろ」との強引な要求。これで押し悶着あり強面の父親がクリニックで暴れることとなってしまいました。救急をしているクリニックとしては予測されていることでしたので、警察、警備会社への直接警報を行いました。
私がここで感じたのは、クリニックの診療体制を見直して来院されている患者さんが安全に治療に専念できるようにすべての患者さんを完全予約制として再出発することとなりました。完全予約制にすることにより、よりスムーズに診療を行うことができ飛躍的に待ち時間が少なくストレスなく診療を受けることができることとなりました。
アトピー治療は困難を極めます。それは、このホームページをご覧の方には理解していただけると思います。原因がはっきりしない。個人個人によってアトピーの形はさまざま。というのが難しさを更に複雑にしているでしょうか。
多くの方が来院していただく中で、沢山の症例を診る機会ができ、定期的に休診して定期研究を行っていますがその時にはっきりとした課題を持って、目的意識を持ちながらヨーロッパのとある図書館で漢方と西洋薬草との融合をテーマに研究しています。
治療成績にこだわり定期研究していますので、昔よりも今のほうが遥かにいい治療成績を得ていると考えています。また治療成績のデータ収集も始めています。これを行うことにより客観的に治療成績を見ることができるようになり、また定期研究にも役立てたいと考えています。
漢方の組み合わせを新たに考え出すことは、私の生涯の仕事です。
世界で唯一私だけの組み合わせです。それ故、初めて飲むのも私の仕事です。毎日漢方煎じ薬を飲んでいます。
新しい組み合わせの漢方、安全かどうか、副作用が出ないかを確認するのも私の仕事の一環です。漢方煎じ薬の中には、非常に飲みにくいものがあります。それを飲んで、将来の新しい漢方として治療に役立てができるようにゴクゴク毎日飲みます。
患者さんも私に負けないように漢方毎日ゴクゴク飲んでください。きっと未来が変わります。
診療科目 | 漢方内科・皮膚科・アレルギー科 |
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健康保険の利用について | 100%保険診療 |
院長名 | 陳 徳雄 |
所在地 | 〒650-0011 神戸市中央区下山手通2丁目13-11 トーアロードビル101号 |
電話番号 | 078-381-8727 |