安全性について
よく”漢方薬だから100パーセント安全ですよね。”
またこれとは対照的に
”子供に飲ませるにあたり安全性は確立されているのでしょうか?”
などの質問をよくいただきます。

答えはどちらともいえないと思います。
以前私の処方する漢方薬で胆道系の酵素が上昇する副作用を3パーセントの方に見ました。これは血液検査上の数値の異常で自覚症状などは無く、重大な副作用ではありません。
ただ副作用などは無いのに越したわけで、年数回ほど行っている定期研究で処方の改善を行い今ではこの副作用を見ることはありません。

100パーセント安全な薬は存在しません。どのお薬でも5パーセント内外の副作用を見ますし、それが私の漢方薬では3パーセントであり、今はそれすら見ませんので安全な処方であると考えています。

話は少し変わりますが、私の第二子もアトピー性皮膚炎と喉のアレルギーがあります。
最初は放置しておりましたが、日に日にアトピーで喉がゴロゴロなるのです。それでこの処方を飲ませることとしました。日に日に良くなっていますがまだ皮膚は少し粗目でありますので引き続き服用させております。

私がここで言いたいのは、よくお母さんから「子供に飲ませて大丈夫ですか?」と質問されますが「私の子供にも飲ませています」が答えです。
ただ、完璧はありえませんので定期的に血液検査を実施して、副作用の早期発見に努めています。

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