取り扱いの注意事項
■保存方法
処方された漢方薬は、高温・多湿、 急激な温度変化や直射日光は避け、ジップロックなど気密性の高い入れ物に入れて空気を抜き冷蔵庫で保存してください。夏でも冬でも同じです。
■一晩漬け置き
漢方薬をやかんで一晩漬けて頂きます。
夏場は冷蔵庫の中で、でないと腐る可能性があります。冬場は、室温でいいでしょう。
春、秋は漢方薬を焚く経験をどんどんつんでいけばどうすればいいのか自ずと分かってくると考えています。つまり漢方薬を扱うには、経験が必要だし、熟練することを要求されます。
■焚き方
いざ焚く動作ですけれど、漢方薬には、焚きすぎると効果が落ちてくる物がありますので、弱火でじんわり焚き、なべの底から沸騰してくる気泡が出てき始めたら火を止めましょう。出来上がりです。
■飲む時期
漢方薬は生き物です。効果を考えると出来る限り早く飲んでいただいたほうが効果は高いと考えています。
出来上がった漢方茶は、冷めてくる段階では腐ることも、効果が落ちる事もないと考えていますが、一旦冷めてきて、室温と同じになった時点で、腐る可能性もあれば、効果も徐々に落ちてきます。
つまり冷め切るまでに飲んでいただくのが一番いいと考えています。冷え切ってしまえば、冷蔵庫で保存する必要がでてきます。
■漢方茶の保存、飲み方
室温での長時間保存は細菌が繁殖して食中毒の可能性が出てきますので必ず冷蔵庫で保存してください。
ここで注意していただきたいのが、冷蔵庫は完璧ではないということです。冷蔵庫に入れていても、雑菌は繁殖するし、漢方薬の成分は変性して効果は落ちていきます。
焚いてから、出来れば6時間以内に、また少なくとも8時間以内には飲み終わってください。これは冷蔵庫に入れていても同じです。
出来立てのラーメンは美味しいけれど時間の経ったものは食べれません。同じことです。
それとよく聞かれますが魔法瓶での保存はだめです。輻射熱で漢方薬が傷んで腐ってしまうのが早くなります。普通にペットボトルで熱を放射しながらの保存がいいと考えています
飲み方ですけれど、出来るだけ早く、またこまめに飲んでいただく。
また朝は漢方薬の吸収がよく、夜は漢方薬の吸収が悪くなってきます。
いつもの漢方茶の味をしっかり覚えていただいておいて、もし少しでもおかしい味でしたら即座に破棄してください。食中毒につながります。
多くの方に漢方茶をお飲みいただいています。事故が起これば全員処方中止になります。貴方一人が漢方茶を飲んでいるのではなく皆が治療のために漢方茶を飲んでいますので一人一人がしっかりとした自覚をもって漢方薬を扱ってください。お願いします。
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